ふと上を見上げると、木々の間からきらきらと零れる柔らかくて、あたたかな光。生きていれば真っ暗な暗闇に独りぼっちでいるように思う夜もある。目が覚めて、あたたかな木漏れ日の下へ歩くと、私は「まだ生きていたい」と思える。大そうなことは言えないけれど、「人生は君が思うよりちょっと素敵だよ」木漏れ日の中で、私は彼らにそう伝えたい。