木漏れ日の中で

~元・不登校先生と子供たちの歩み~

不登校による不健康を避けるために②

October 15, 2024

こんにちは!宮崎市で小中学生のためのフリースクール「マイリルアカデミー」を運営している福島百香と申します!

今日は私が自身の体調不良を治すために行った生活改善のアイデアで効果的だったものをご紹介したいと思います。

子供たちには実際にワークシートや、ディスカッションを取り入れながら、自分の命と健康の大切さを一緒に考えていきます。

ここでは具体的な実践方法をご紹介しますので、お子様に合ってそうなものや、実践できそうなことがあれば是非取り入れてみてくださいね♪

私のこれまでの具体的な不調は以下の通りです。

全て病院で精密検査や投薬を行いましたが、生活習慣を改善するまで、残念ながら改善しませんでした。

  • パニック障害(過呼吸や、胸がぎゅうっと痛んだり、息苦しくなる)
  • 急に倒れる
  • 感覚過敏(音、におい、肌触りに過敏で不快感)
  • PMS(生理1~2週間前からの過食、情緒不安定、倦怠感)
  • ひどい生理痛
  • 過眠&不眠
  • 日常的な倦怠感(鉛のように体が重く感じる)
  • 偏頭痛
  • 便秘や下痢を繰り返す
  • アレルギー体質で風邪を繰り返す

書き出してみるとちょっと酷いですね…(-_-;)

これらは一気に起こった症状ではなく、状況を自力で改善しようとせず、ストレスを溜め続けたから悪化していったものだと考えます。

今は全くない症状もありますが、強いストレスを感じたり、生活習慣が乱れたりすると、不調として出てくることもあるので、自身の心身のバロメーターとして少し不調を感じたら整えるように心がけています。

これらの症状を治し、元気になるために今も続けていることは大きく分けると二つです。

一つ目は、ストレスを取り除くことです。

ストレスを取り除くことは、事前に避けることと、後から発散することに分けられます。

まずは自分の苦手とすることと、心地良いと感じることのリストを作ります。

細かければ細かいほど良いです。音やにおいや雰囲気などの漠然としたことも言語化してみましょう。

あとはなるべく苦手なことは避け、心地よいことを生活に取り入れるだけです。

ストレス発散に関しては、皆さんお好きなことがあるかと思いますが、私は紙に書き出すことと、ジョギングが一番発散できます。

二つ目は、体内時計を整えることです。

これは少し大変ですが、色々な本を読んだ結果、「朝起きる時間」を一定にすることが最も体内時計が整いやすいそうです。

自律神経の乱れは様々な不調を引き起こします。

私は自分の不調が心因性のものだと言われると、「学校や仕事には行かなきゃいけないのに、どうしろって言うんだ!」とよく怒って、「どうしようもない」と思っていました。

でも不思議なことに、質の良い睡眠と一定の生活リズムを保てていると、メンタルも安定していきます。もちろんストレス要因を取り除くことの方が大切ですが、生活リズムを安定させることは、ストレスに対する耐性や免疫力が高まります。

食事の時間もなるべく一定にした方がいいですが、難しいこともあるので、私が実践していることは以下の通りです。

【質の良い睡眠を取るために】

  • 夕食は寝たい時間の二時間前までに済ませる
  • 夕食後は、なるべく刺激の強いコンテンツ、ブルーライトは避ける。
  • 夜のタスク中にリラックスできる音楽を流す
  • 温かいお風呂に入るか、ストレッチで血流を良くする
  • なるべく家の中を暗くして過ごす(電球を昼白色から電球色に変える)

【朝気持ちよく起きるために】

  • 朝日を浴びる

カーテンは夜のうちから開けておき、朝日が当たる位置にベッドを配置する。日が当たらない場合や、朝日より早く起きたい場合は、電気のリモコンを枕元に置いて、目覚めてすぐにつけれるようにすると、絶対目が覚めます。

  • 経口補水液を飲む

朝にだるい感じが強い人におすすめです。寝ている間の脱水を補ってくれます。私は一番これが効果がありました!

塩と砂糖を水に混ぜるだけなので簡単です。レモン果汁を入れたり、はちみつで作ったり、温めてもおいしいですよ!水よりも体に吸収されやすくなります。作り方は私は大体100mlに砂糖大さじ1、塩少々で400ml(カップ2杯分)作りますが、検索すると細かい分量がすぐに出てきます。朝全く起きれない場合は前日の夜に水筒に作って、枕元に置いておけばすぐに飲めます♪

  • 散歩かストレッチをする。

血流を良くすることが目的なので、疲れない程度がおすすめです。

お子様が起きれない場合は、一緒にするのもおすすめです。

朝は特に体が硬くなっているので、ストレッチの上から押してあげて負荷をゆっくりかけると体が目覚めやすくなります。

  • 朝のスケジュールを決めておく

朝は眠い状態だと、一度起きてもダラダラして、二度寝してしまい、夜の睡眠に影響が出ますので、なるべく忙しくできるようにルーティンを決めておくことをお勧めします。

特に不登校の状態だと、暇で寝て、ゲームしての繰り返しになることもありますので、スクリーンタイムを制限して、学校に行かなくても誰かの役に立つことや、外に出れる何かを一緒に見つけてほしいです。

以上、不登校でも不健康にならないために家族で実践してみてほしい、私が今も行っている習慣です。

私は繊細気質で、苦手なことが多い分、健康を保つために気を付けることが多いですが、体調が悪いと人生も後ろ向きに、良くない方向に行ってしまいます。

「一病息災」というように、何か苦労をしたり、病気をしたほうが、その後の人生をより良くできる、本当にその通りだと思います。

「自分の取扱説明書を作ること」これが、HSCやグレーゾーンなどの特性を持った子が人生を生き抜くために一番の助けになります。

今、お子様の不登校や不健康に悩まれている方も、一緒に模索していきましょう。

ここまでお読みいただきありがとうございました!